最近なんでか(多分暇人だという事を見透かされ)引き受ける事となってしまった、ポスター。苦手なのに〜。
内容は、江戸時代の劇にいろんな芸能を組み合わせたものでございます。
B2というでかいサイズになるらしいので、パソコンでの作成は諦め、超苦手な「手書き」にトライ致しました。
〜使ったもの〜
・A4用のマンガ原稿用紙…フチにcmの目盛りが入ってて、直線が引きやすかった。大助かり。
・ライン引き用1mmペン…太い線が描きたかったのでこれで描いたが、消しゴムをかけたら消えかけやがって、かなり焦った。ダメよ。
・筆ペン…細い方で人物の顔の中とか、太い方でさらに太い線や模様の部分に使用。下から上に描く時、角度が悪いのか「キュキュキュキュ」って段が付いちゃうんだよな〜。ムズカシイ。
・アルコール系マーカーの黒…ベタ塗りに利用。どんなものでべた塗りするのが一番ベストなのか、サッパリわからなかった。
・スクリーントーン…40%網掛けと、10cmくらいのグラデーションの2種を利用。これを貼る作業が何故か異様に楽しく、もっと色々貼りまくりたい気分だったが、煩雑になるのが目に見えていたので自粛。
・ポスターカラー白…白抜き用。スクリーントーンの上だと弾きまくり、トーンをがしがし削ったりした。
・カッター…ペン型のでトーンを切ったり、普通ので削ったり。
などなど。ガクセーの時にマンガもどきを作ったりした事があり、なつかしく思い出しながら作業に当たりました。
原稿の出来上がり具合は…マアマアという感じです。やっぱ、思ったような「味」がどうしても出ないんだよな〜。スキル不足でございます。トホホ。
この前の金曜日に印刷屋さんへ持って行ったので、来週中にはテスト版にお目にかかれるはず。どきどきです。
これを描くにあたっていろんな資料を集めまくったのですが、図書館で借りてきた「浮世絵に見る江戸の一日」「浮世絵に見る江戸の暮らし」を見て、ちょっと浮世絵が好きになりました。
浮世絵って面白いですよ!!絵にもよりますが、画面一杯にたくさんの人が描かれたやつなんかは、マーフィーを探せ的な面白さが。一人一人が、実にいきいきと描かれておるのです。
もちろん、丁寧な解説があるからわかることなんですけど。
現代の漫画に通ずる物が。
人物画が多い(ような感じの)鈴木春信という人のものは、顔が独特なので、見分けが付くようになりました。
あと、風景(情景)画が多い(ような感じの)広重は、青色の強いグラデーションの彩色方が独特で、白黒でも何となく判別できます。広重ブルー?綺麗です。
でも「広重」としか書いてないので、どの広重かまではわからん。何かいっぱいいるような感じ。たぶん歌川広重?
江戸の時代の様子が垣間見えて、楽しいですよ。
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[2004/05/31(Mon) 01:16]
