平成14年8月27日 晴れ 暑い日でした。 NO1
 武蔵小金井とその近くに住む友達に会って、沖縄料理を食べるために出掛けたのですが、思いも掛けず小旅行になり、いい散歩になりましたので紹介します。
 11時半の約束で武蔵小金井に向かったのですが、ちょいと新宿駅でもたもたしていたので、遅刻してしまいました。計算では余裕のはずだったのに。乗り慣れない中央線はどこのホームに降りていいのか、少し考えてしまったのです。中央線って難しいですよね
 横浜発10時34分の湘南新宿ラインはオール二階建てのアクティーの車両。見た感じではほぼ満員だったので、迷わずに地下の座席にいくと、所々に空いている状態。空いている席を見つけて座るが、冷房が寒すぎる。みんなは寒くないのだろうか。周りを見渡すと男性ばかり。この灼熱の夏にスーツにネクタイなんて可愛そうだ。あのネクタイだけでも外せば涼しいだろうに。しかし、あの格好で涼しい温度は私にとっては凍えるほど寒い。
 弱冷房車が来るところで待っていたのに、アクティー仕様のこの電車には弱冷車がないのだろうか。陽の当たる右側が少しは暖かいのではと言われ車両内を見渡すが、いいところが空いていないので、一階に上がってみると、ラッキーな事に陽の当たるワンボックス空いている。他人はきっとあそこは暑いと思うのでしょう。私はやっと人心地ついて読書に没頭。
 この湘南新宿ラインは便利ですよね。東京や品川を通らないで新宿方面に行けるのは、あの雑踏の中で乗換をしなくていいと思うと、人混みが嫌いな私にとっては、多少高くてもこっちを選んでしまう。しかし、この先は少しでも節約しながら生きていくためには、京急品川乗換で行くことになるのかな。130円安いんですよね。いや、缶茶一本買わなきゃいいんだ。いつでもマイボトル。

 武蔵小杉じゃなくて、武蔵小金井では無事、友達とその子供達とも合流できて沖縄料理の店へ。
 最近、何故か我が家には沖縄の食材が沢山あり、見よう見まね自己流の味付けで、いろいろ作っていたので、食堂で食べるチャンプールの味を知りたかったのです。
 ランチセットチャンプルーとソバ、混ぜご飯のジューシーとお新香がついてリーズナブルなお値段。私はゴーヤチャンプルーで900円でした。ゴーヤチャンプルーにも麩チャンプルーにもモヤシとニラが入っていました。そこが私のとは違ったけど、味付けについては、私の味も間違っていないと事を確認できて良かった。写真を撮らなかったのが残念。

 ご飯のお代わり自由は男性にはいいですね。私はお代わりなしでお腹は満腹で、大満足。そして、瓶のオリオンビールも少々。
 夜、一杯飲みながらつまむようなメニューが沢山有ったので、夜に来れば沖縄料理がもっと堪能出来るねぇ。などと話しながら、食後のデザートにバナナを頂きました。子供達はペコちゃんキャンデーをもらい、全員にちんすこうのおみやげまで頂きました。
 そして、検討の結果、暑いけど私の意見を尊重していただき、千と千尋のモデルになった場所があるという、江戸東京たてもの園に行くことになったのです。武蔵小金井の駅前、4番バス停33系統の三鷹行きが小金井公園に行くバスらしい。
 乗る事は分かったのに、乗り場が見付からない。あらら、どこかしらと言っている間に、目の前を33三鷹行きが走り去る。あら、どこから来たのか。と駅前をうろうろ。 バスの案内の人に聞くと、駅の真ん前じゃなくて。立川よりの方にバス停は有りました。バスは15分毎。道が少し混んでいたので、10分ほどで江戸東京たてもの園前着。190円。子供は夏休みキャンーペーンなのか50円。
 バスを降りて、園内の案内図をのぞき込むと、広いんですねぇ。小金井公園。その一角に江戸東京たてもの園が有るのです。武蔵野の風情なのか、周りは木が多くて、なにげに吹く風がさわやか。
 芝生の公園に沢山の桜の木。広いです。その木の下で思い思いに過ごしている人たちがいる。笛を吹いたり、太鼓をたたいたり、ダンスをしたり。こんなに暑い日なのに木陰は涼しそう。もう毛虫もいないだろうから、いまの季節の木陰は最高かな。
 目の前に旧光華殿のビジターセンターが見えてくる。その大きさと、かもし出す雰囲気がなんかワクワク。ここは江戸東京博物館の別館だったのですね。知りませんでした。中はミュージアムショップもあり、本や江戸土産やら楽しげな物が沢山。ここまでは無料で入れる。
 入場料は大人は400円。小学生は無料のようで、中学生も都内在住、在学ならば無料。今日は子連れにはラッキーな事がある。私は入場券を見ただけで、感激。私の好きな家が印刷されている。ますます展示場に期待が高まってしまう。
 一番最初に向かったのは、農家。3軒の農家の大きさはそれぞれが違うのですが、茅葺き屋根でいろり有り。どの家でもいろりに火が入っていて、煙が充満。幼稚園生には家の中の暗さが怖いらしく、中へは入りにくいらしい。
 私は、かまどがあり、囲炉裏があり、黒々と磨き込まれた床を見ていると、こんな家が欲しい。こんな所に住んでみたい。とどんどんと興奮してくる。
 子供達に得意になって、つるべの使い方や、これで水をくんでいたんだよ。などと説明してしまう。こんな事を昔の人がしていたことを知らない人たちには、新しくておもしろいことなんですよね。
 どこの家にも、その説明と平面図が書かれているパンフが用意されていて、場所によっては説明をしてくれる人がいる。その説明と平面図を見て、ため息の私でした。こんな家はどうやったら手に入れられるのか。それこそ夢なんだろうか。

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