皆様 こんにちは。 雪国以外の方は殆ど想像出来ないと思いますが、冬場には障害物の無い平野部とか海沿いで、日常茶飯事の現象です。 午前中 多少雪が舞う程度で何でもない空が、午後から突然猛吹雪で 雷が鳴り、あっという間に1m以上の積雪になって、自分の車のボンネットが見えなくなる程の状態になるのです。 勿論前の車のテールランプも見え隠れする感じで、ちょうどメリケン粉の中に埋もれた状態です。
毎年週末に車でスキー場通いをしていて、ある程度慣れたつもりで居りましたが、30年余り前に転勤で道内に数年住んだ時には、今の様に除雪もされてなく、それは驚きました。 冬場 遊びに行った時、人懐っこい地元の人から 帰り際によく云われました、”死ぬなよ”って。・・・実感なんですね、この度は本当にお気の毒です。
道内の冬道では 私も何度も怖い思いをしました。一級国道でも 昔は、町を離れると除雪なんてとても追い付ける状態ではなく、雪道に延々とトラックの二本の轍の溝が続いているのです。そこから外れると簡単に横を向いてしまいます。北の方へ行きますと、昼間のみ除雪という国道が何百キロも続いていました。何かトラブルが有りますと、夜は360度真っ暗けで、当時は携帯もありませんし、行き交う車も殆ど無く、即危険な状態になります。
本土での慣れか バカな私は 昼間道路に雪が無く 煩いスパイク音が嫌だったので、夏タイヤで行ける処まで行って 動けなかったらスパイクに履き替えればいいやってな感じで、大変危険な思いをしました。(今は無き浜頓別の陸橋の灯りがHPの名前の由来です。) そのせいか、坂道で上れなくて立ち往生してたりしますと、行き交う車やトラックが皆止まってくれて、5〜6人が押してくれるのです。都会ではとても考えられません。 道内では雪道吹きだまりで止まったら 近くの人家へ避難というのが建前になってましたので、それが仇になってしまいました。 かっては日高国道で数百台も立ち往生して近くの民家で炊き出しを行った事もありました。その時も何人もの方が亡くなりました。・・・車にはホッカイロを余分に常備して、完全防寒装備と毛布、スコップ、非常食、燃料満タン、携帯、排気ガス避けエンジン停止でしょうか。(私は一晩停止時のエンジン保温用にも、毛布を必ず使いましたが。)
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