萩・津和野

平成14年7月8日ー11日
目的  恒例年に一度の世帯主主催旅行
    実は
格安航空券の旅
宿泊地 萩・津和野・湯田温泉

 JALの山口宇部就航記念により、期間限定で片道5千円で山口まで行けるけど、行く?と同居人に聞かれたので、そこからは萩津和野に行けるのよね。行く。と相成りました。山口の友達にも会えるかと連絡をしたのですが、すれ違いで旅に出るそうで、今回は会えずに残念でした。
            風景の写真はクリックすると大きくなるのも有ります。


今日の行程 羽田ー宇部空港ー美東道の駅ー萩見学ー萩本陣 1日目

 京急に乗って、いざ山口。今日は直通でないから、蒲田で乗換。天気よしだが台風6号が迎えてくれそうだ。6時40分羽田着。今日も夫の恩恵でラウンジで一休み。富士山が見える。紅茶など飲みくつろいで居たら最終搭乗案内、駆けるよう80番ゲートに。これが遠いのだ。もうだれも並んでいない。そしてバス、満席。ANAを越えJASを越え、バスはどこまで行くのかい。5分ほどバスに乗って一番端っこ、松山に行った時よりもっと先だった。我々が一番最後だと思っていたら、まだ一台いると言う。

 定刻から15分遅れで出発。今日も凄いGがかかる。これは操縦の加減もあるのか。上昇角度とかるのだろうか。羽田では富士山の辺りはガスっていたが、空からは、三浦半島が手に取れるようにくっきりすっきり見える。前の職場がはっきり見えた。実家も見えそうなくらい。デジカメを取り出したら、まだシートベルト着用が消えてないと、夫がいう。いつもならとっくに消えているのに。こんなに三浦半島がきれいなのに、残念。仕方ないので、脳に撮影。しばらくしてサインは消えた。その後も雲の合間から下界がみえる。小田原城だ。
 そして雲海の世界に入ってしまった。しばらくして、瀬戸内海が見えてきた。天気はよさそうだ。耳が痛い。
 山口宇部空港には定刻に着。9時30分上陸。9時45分レンタカーで萩に向けて出発。11時45分美東道の駅。
 ここでは、説明員が居て説明してくれる。奈良の大仏の銅はここから出てると言う。
 ここでお昼にする。私は花寿司、夫は店の名前が付いた台所うどん。寿司は女性に人気と書いて有ったが、うにとイカが乗ってるだけ。うにはいまいち。うどんは、肉、とろろ、落したまご、かまぼこ。

 1時前には萩入り。何故か眠い私。萩の町を下見しながらスタンプラリー、何箇所かの郵便局をまわる。球場の無料駐車場に車を止めて萩城下町に。壁の高さが城に近くなる程高くなるのか。そしていろいろな種類の壁がある。
 泥壁も有れば、白壁も。生け垣もある。

 菊屋住宅見学。500円。いつの世でも大金持ちはいるものだ。昔の身分の位は凄い。商人には許されに物が多々有ったのね。それを隠す為の努力も凄い。縁側に檜を使うのを許されないからと、杉のすのこで覆いかぶす知恵。金蔵も凄い。
 萩に入る前から、この屋根が気になっていた。どこの家の屋根の上にもしゃちほこが乗っているのである。きっと、何かのいわれが有るのだろう。去年どこかに行ったときにも、このしゃちほこを見た。平湯に行くときだったかな。

 日傘を差して歩いていたのに、突然大粒の雨。それからは降ったり止んだり。台風の影響か。まさに晴雨兼用傘大活躍。旧益田家物見矢倉。旧周布家長屋門と周り、車に戻って萩しーまーと。でも、何も買わない。練りものが好きだけど、どれも防腐剤が入っている。
 残念だ。雨がまた降ってる。

 夕食までにはまだ時間が有るので、旧湯川家屋敷へ。ここは凄い。ハトバという、川から水を屋敷に入れて利用する。洗い物は当然で、お風呂の水も川から調達したという。そして、風呂の排水は浄化して 戻すらしい。
 庭の池にも川の水が来ている。川の水位が上がれば池の水位も上がる。ダムが出来るまえは庭の池の水位で水門の開閉をしたと言う。だから、手前の池の縁がない。飛び石が水嵩で出たり隠れたりするのである。凄い生活の知恵。いっぺんで気に入ってしまったが、こんな池が出来る家にはとうてい住めないだろう。

 左の柵のようなものの向こうが家の中の水場。下の隙間から鯉が出入りしている。お茶碗を洗うところに鯉がいるというのも風情というか何というか。鯉は残飯をあさるのか。このハトバ以外にも庭の池にも出入りは自由なのであるが、柵がしてあるので、大きさ制限が有るようだ。
 鯉以外にも川の方からは川魚が入ってくる。説明員の人は、鮎も来ますと言っていた。沢ガニが私の足元を横切って入った。いつまで見ていても飽きない庭でした。

 5時になったので、「レストラン中村」を探してはいる。萩名物のウニ飯を食べたくて行ったのに、なぜかない。残念。それではと中村定食。刺身、海老フライ、茶碗蒸しでまついてる。これでお腹いっぱい。
 高台にある萩本陣が今日の宿。食事なしをチョイスしたら、新館でなく湯治部のお部屋。合宿所のような作りだが、部屋は広い。

 もうじき日没時間なので陽のあるうちに露天風呂からの景色を見ようと、すぐにお風呂に行く。露天はケーブルカーに乗っていく。宿泊客はフロントで券をもらう。祖谷温泉は下ったが、ここは昇って行く。
 入るなり、蚊取り線香の匂い。時間的に、夕食の時間か貸切り。こんな事ならカメラを持ってくれば良かった。風呂の底からボコボコと自噴しているのは、本当に自噴なんだろうか。ボコボコしていても、どこからも流れ出ていない。
 萩の町が良く見えるが、ゴルフ練習場の灯が邪魔。明るすぎる。ここは、石鹸もシャンプーもだめ。ひたすらぼーっとして過ごす。気持ちいい。
 次はケーブルカーに再び乗って、内湯の維新の湯へ。カルキの 匂いが鼻につく。打たせ湯を肩に当てる。温泉はいいなあ。あんなに疲れていたのに、復活。しかし、風呂上がりのビールを飲むと眠い。9時半に寝る。
 何度もチャンスが有りながら来られなかった萩。霧雨で露天風呂からの眺めは絶景とは言えなかったけど、独り占めの露天は気持ちよかった。いくら横浜から3時間で山口に着いたと言えど、509マイルの 移動である、さすがに疲れた。
 一度宿に入ってから地ビールの店に行くつもりだったが、疲れてとても出来そうにないので、スーパーでつまみとビールを買ってチェックイン。入ってびっくり、萩本陣の湯治部の部屋に冷蔵庫がない。風呂上がりのビールは少し温かったけど、身体には良かったとしよう。

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