平成14年10月12日−16日
    目的  厚岸の牡蠣とニセコのとほ宿
    宿泊地 厚岸、釧路
ニセコ

ニ セ コ No1
10月15日
NO9 4日目

 クリックすると大きくなる風景写真も有ります。

 4時半にふと目が覚めた。まだ外は暗いのでまた寝た。5時過ぎに外が明るくなってきた。カーテンを開けて外を見ると、びっくり。羊蹄山がすぐそこに浮き上がって見える。こんなに近くに見えるとは思わなかった。きれいだ。

羊蹄山の朝焼け日の出が何時だか確認をしておけばよかった。何時だろう。とにかく、持ってきた物すべてを着込んでベランダに出る。
 朝焼けだ。グレーだった雲が赤くなっていく。瞬時に色が変わっていく。部屋とベランダを行き来しながら写真を撮る。吐く息は白い。6時半に太陽が顔を出した。
 すっかり陽は昇ってきたが、朝食は8時なので一眠り。階下の食堂からは目の前が羊蹄山。借景の額を思い出す。本当に富士山に似ている。いい景色だ。心が洗われる。蝦夷富士というのだが、どこの富士山より富士に似ている。女山だなぁ。
 朝食は鯖の塩焼きをメインに小鉢が沢山。山菜が美味しい。具だくさんみそ汁。納豆。青いトマトのぬか漬けははじめて食べたが、美味しい。祖母がスイカの皮をぬか漬けにしたことを思いだした。おかずが多し、美味しのでお代わりをしてしまう。 いい景色といい空気の中で食べるご飯は格別に美味しい。
 食事が終わったからいろいろとお話。世間のこと、今の事態のこと、将来の日本について、農業について。私が考えていることと似ているので、話が弾む。
庭からの羊蹄山 話しながら羊蹄山を見ていると、どんどんと雲が湧いてくる。湧いては流れ消えていく。まるで綿菓子が羊蹄山を包んでいるようだ。
 頂上に雲が掛かるとなかなか消えないのだという。いつまでも見ていても飽きない。自然の景色は本当に飽きないものだ。
 庭の畑からみる景色がまた違う。何とも言えないがいい。力が湧いてくるようだ。大地の力を感じる。
 空は曇ってきた。今日は少し寒い。この旅はじめてヤッケを着る。駅まで送ろうかと言われるが、歩きたいので歩くと9時半にウッドサークルを後にする。
 ニセコの市街まで花や羊蹄山の写真を撮りながら歩く。段々と天気が良くなってきてヤッケを脱いでも汗ばんできた。宿を出てから1時間半。1万5千歩でニセコの商店街にたどり着く。ほとんど下り坂。帰りは大変だなぁ。と思いながら歩くが、歩かなければ気付かない事が沢山あったことだと思う。
 突然出会い頭に牛さん、びっくりした。天気がいいので牛達も気持ちよさそう。「こんにちは」なんだか無意識に牛に挨拶をしていた私。
 やっぱり北海道の農作業は豪快である。牛の糞がトラックに乗せられて畑に運ばれる。それが畑に巻かれていく。
 歩道が狭くガードレールも無いところを、車がかっとんで行くので怖い。飛ばされそうだ。歩く人なんてほとんどいないのだろう。

ニセコ大橋からの景色 ニセコ大橋からの景色は、歩いてはじめて知るものだろう。何度も立ち止まって橋の下の風景を見る。紅葉は黄色が多いがなかなかの物。
 千葉の高校が修学旅行なのか、ニセコの体験教室に参加するようだ。カヌーやラフティングの他に、牛乳やアイス作りの体験が有るようだ。説明を受けていた。

ここ